「銀座ライオン」といえばビアホールですが、創業110周年を記念して記念醸造の限定モデルを発売しました。それが「サッポロ 銀座ライオン SPECIAL」です。パッケージには「銀座ライオン」のロゴなどがあしらわれ、まさに本物・・・!?って感じの見た目になっております。味も本物なのか、見てみましょう。
ほのかな香ばしさと深みのある味わい。ビアホールで味わうビールぽい
実をいうと、ビアホールで飲むことはあまりなじみがありません。居酒屋で飲む生ビールというのが原体験としてあり、どこかの集まりで瓶ビールを飲んだり、家で缶ビールを飲んだりという経験の方が多く、ビアホールで飲むのは会社帰りのサラリーマン、というイメージでした。そのため「ビアホールで味わうビール」というものがどういうものかわかっていません。
ですが、これは「ビアホールで味わうビールぽい」と思うことができました。
その理由として「香ばしさと深みのある味わい」だと思いました。ごくごく飲める一方で、ちゃんとコクがあり味わいがある。ごくごくと流し込むことで得られる爽快感。古き良きものと接している時のあの歴史に触れる重厚な感触。それらが合わさり、ビアホールっぽいなと感じさせる何かを生み出しているのではないでしょうか。普通においしい。
やはりビールはグーっとのどで飲むとおいしい、あの感じを楽しむことができます。
以下はプレスリリースからの説明です。
この商品は、日本最古のビヤホールである「恵比壽ビヤホール」をルーツに持つ「銀座ライオン」の創業110周年(注1)の際に、生ビールの達人たちが集まり、2009年に記念醸造した限定ビールをモデルとして発売します。協働契約栽培(注2)で育てた麦芽とホップを100%用い、カラメル麦芽を一部使用し、ほのかな香ばしさと深みのある味わいが特長です。また、同時に全国のサッポロライオンの一部店舗で樽生での限定販売を予定しています。
当社は、乾杯が多いこの季節に、ビヤホール「銀座ライオン」の特別な生ビールの味をご家庭でもお試しいただき、より多くの方々に喜んでいただければと願っています。
パッケージには以下のように書かれています。
ほのかな香ばしさと深みのある味わい
2009年、日本最古のビヤホール「銀座ライオン」創業110周年を記念して、生ビールの達人たちが集まり、特別な限定ビールが醸造されました。
そのビールをモデルに缶にて限定発売。
銀座ライオンとは
日本が文明開化で急激に近代国家へと成長していた明治44年(1911年)、銀座四丁目の角に「カフェー・ライオン」が生まれました。店名の由来は、イギリス・ロンドンのピカデリー広場で営業していたレストラン「ライオン(LYON)」です。同時に百獣の王の方のライオンの貫禄と威厳に敬意を払ってこの「ライオン」が採用されたのだそうです。
当時の西洋式レストランの元祖ともいえる「カフェー・ライオン」は人気を博し、その後昭和6年(1931年)に経営が大日本麦酒株式会社へ変わった際に「ライオンヱビスビヤホール」と店名を変え、ビヤホールとして生まれ変わりました。ビヤホールに変わった後も「銀座ライオン」といった愛称で呼ばれていて、昭和24年(1949年)に「銀座ライオン」を正式な店名にしました。古くから銀座にあったライオンは、ビヤホールとなる前から多くのお客様から人気があったのですね。
日本初のビヤホールは同じ銀座の「恵比壽ビヤホール」ですが、明治32年(1899年)にオープンしました。これは世界初のビヤホール、という説もあります。というのも「ビヤホール」は和製英語で、そもそも「beer hall」という言葉自体が無かった、というのです。
ちなみにに醸造所が居酒屋を兼ね、その広間で飲める場所をドイツではビーア・ハレ(Bier Halle)と呼ばれ、中世の頃から存在していました。ビーア・ハレ(Bier Halle)は英語に直すと「beer hall」で、ビアホールに該当するものは昔からあったのですが、「ビヤホール」という言葉自体はこの時に誕生した、ということですね。
個人的ビール評価(レビュー)
香り(アロマ):☆☆★★★
フレーバー
苦味 :☆☆★★★
甘み :☆☆★★★
酸味 :☆☆★★★
ボディ :☆☆★★★
キレ :☆☆★★★
コク :☆☆☆★★
ビアホール感 :☆☆☆☆★
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その他情報
価格:300円程度
カロリー:44kcal / 100ml
アルコール:5.5%
購入情報
サッポロはラガービールもおいしいですよね。