セサミチョコレートスタウト

バレンタインからだいぶ時間が経ってしまいましたが、チョコレートビールです。サンクトガーレンのチョコレートビール「セサミチョコレートスタウト（SESAME CHOCOLATE STOUT）」です。2017年限定フレーバーとのことです。

チョコレートビールってどう？

ごまを押し出しているわりには、ごま感は感じませんでした。ただ、確かにそこにいる感はあり、その点が普通のチョコレートビールと一線を画しているのだと思います。チョコレート感が強すぎというより、チョコレートがもともと強いのでごまが追いつけない、という感じだと思います。

味わいはかなりチョコレートです。香りからチョコレートを感じ、飲んだ後もビールの苦味とともにチョコレートの風味と苦味とがあります。その裏にごまの風味やコクを感じます。

後味は、余韻が長く続くものの、甘くなくまったりもせずにすっきり消えてくれます。

サンクトガーレンのチョコビールは原材料にチョコレートなどを使わずに、麦芽のローストで工夫してチョコレート感を出しているのが特徴です。

ブラック麦芽の1歩手前、約160度で焙煎された焦げる寸前の麦芽が、このビールに特徴的に使っているチョコレート麦芽。色はダークな茶色で、かじるとほろ苦いビターチョコ風味がします。

この「チョコレート麦芽」からチョコレート風味を引き出しているのが、サンクトガーレンのチョコビールです。あくまでビターなカカオ風味。決してお菓子のような甘さはありません。

なので、ビールとして成立しますしチョコレートの甘さなどが無く仕上げることができるのですね。

私は年一回の楽しみにしています。

http://www.sanktgallenbrewery.com/valentine/sesame-chocolate-stout/