梅雨セゾン（TSUYU SAISON）

パッケージが超素敵な「梅雨セゾン」。COEDO各社がコラボして作られた、コロナ対策支援チャリティー商品で、こちらの商品一本当たり20円を医療機関へ寄付されます。超うまいだけでなく、コロナ対策支援にもなってしまうビール、味や製法、コラボが本当にすごいので詳しく見てみましょう！

ワインかなってくらいフルーティーで深く、情報量が多く詰め込まれているビール

注いだ色や見た目は一般的なビールと変わりはありませんが、香りがまず違いました。フルーティーで華やかな感じの香りが漂い、ジューシーな飲みごたえを想像させます。飲んでみると、これは複雑…
フルーティーでジューシーな飲み口に梅っぽい果実味、ワインのような酸味と甘味があります。言葉で説明が難しいのですが、とにかく美味しい！さまざまな香りと味がハーモニーとなってひとつのビールとなっている感じです。
ちなみにビアスタイルは「セゾン」となっていますが、度数は8.5%。とても高めとなっております（それでセゾンっていいんだっけ？）。しかし、その度数を感じさせない飲みごたえと美味しさになっています。

ここ数年でいちばん美味しいビールだと思いました！！

ワイン樽で熟成させる「バレルエイジ・セゾン」

これだけの複雑な味の裏側には、それだけの手間暇がかかっています。
まずホップはニュージーランド産Motueka、アメリカ産Jarylloをアロマホップとして使用しています。
また香りは、梅を氷砂糖に漬込みエキス分を抽出し、発酵タンクに加えています。梅は関東三大梅林の1つとして知られる埼玉県・越生地域の山口農園が栽培する「白加賀」です。
そして仕上がったビールを、白ワイン（シャルドネ）醸造用に使用した木樽に入れ、約1か月熟成。これを「バレルエイジ」と呼んでいます。

「バレルエイジ」に利用している樽も特徴的です。『ゴッドファーザー』シリーズ、『地獄の黙示録』等でアカデミー賞を受賞した映画監督した、映画監督として有名なフランシス・フォード・コッポラ氏が所有するアメリカ・カリフォルニアのワイナリー「Francis Ford Coppola Winery」で使用した樽を利用しています。

なんだか情報量が多くてパンクしてしまいそう…
でも、そんな風に「情報量が多く詰め込まれているビール」というのは、このビールらしさのように感じます。

コラボ各社もすごい

上記のコッポラ氏の「Francis Ford Coppola Winery」と、アメリカカリフォルニア・サンディエゴの「Stone Brewing」、ニュージーランド・ウェリントン「Garage Project」とCOEDOとのコラボレーション醸造となっております。
元々、2015 年 6 月に米国市場向け専売商品として醸造された「梅雨セゾン」を、製法を改良、味わいをバージョンアップさせたものみたいですね。

前回の醸造の様子も公開されています。

これだけ美味しいビールですが、1本あたり20円を、全人類に共通して資するような新型コロナウイルス対策を行っている団体へ寄付しています。コロナ禍での自粛をせめて自宅では美味しいビールを楽しんで、しかもそれが支援に繋がるなんて最高ではないでしょうか。

余談として…

COEDOニュースページで、お客様よりマスクをもらったことを公開していました。愛されるブルワリーって素敵ですよね！

日頃よりお世話になっているお客様より、COEDOオリジナル手ぬぐいでハンドメイドのマスクを作っていただきました。須賀さん、ありがとうございます！いまは新しい生活様式にならい、人と人の距離は保たざるを得ませんが、皆さんと一緒に乾杯できる日を早く迎えられることを楽しみにしております。梅雨セゾンもどうぞ宜しくお願いします、乾杯！
https://www.coedobrewery.com/jp/news/6841/