不思議な名前のベトナムのビール「333 (バーバーバー)」。ベトナムで国内シェア70%超を誇る国民的ビールです。もともとフランスの植民地だったベトナムなので、フランスの醸造技術を導入して作られているのだそうです。フランスといえばワインですが、ビールもよく飲まれており「ワインじゃなければアルコールじゃ無い」なんて言いながら「もやしもん」の中で飲んでいたように思います。
では、この333 (バーバーバー)はどんなビールなのでしょうか。
東南アジアの暑さを感じるさっぱりピルスナー
期待を裏切らない、さっぱりとしたシャバシャバなピルスナーです。風味やコク、味わいは軽いのですが、その分どんどん飲める気軽なビールです。とは言え、ベトナム料理などを食べるときにこのビールがお供であれば、よりいっそう美味しく感じることができます。夏も、暑い国のビールを飲むのがぴったり来ますよね。
ちなみに、「333(バーバーバー)」という名前は、ベトナムで幸運を表す数字のようで
・9という数字が幸運(日本でいう「7」みたいな?)
・ゾロ目は良い(というか、好きな人が多い?)
・333は「3+3+3=9」で幸運
というロジックだそうです。
また、製造をしているサベコ(サイゴンビール・アルコール飲料総公社)はカールスバーグのグループ会社で、ベトナムのハノイで飲むことができるベトナムビールはカールスバーグ支配のビールなのだそうです。カールスバーグ天国…それもまたいいですね!
「バーバーバー」という呼び方について
ベトナム語では「3」を「バー」と言うことから、このビールは「バーバーバー」という名前と思っていたのですが、
ビア バー バー
と呼ぶのが正しいようです。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。コメント欄にあるように元々「33」という名前だったので、その名残なのか省略して呼んでいるのかはわかりませんが、本当はそうなのだそうです。
私としては、長くても馴染みのある「バーバーバー」でいきたいと思います。
公式サイトあれこれ
公式サイトはベトナム語で書かれており、もちろん私は読めなかったのですが、自動翻訳すると意味は掴むことができました。その中でも、なかなか癖のある翻訳があったので、味とあまり関係無いのですが紹介します。
・しかしエール
実態の意味は分からずじまいですが「がってん承知の助」のようなおもしろみがあります。
・啓蒙された明るい
「明るい未来を啓蒙するビール」のような意味でしょうか。
なかなかこんなビジョンを語るビールは日本には少ないので参考になります。
・サイゴンビール会社はサイゴンビール会社になる
ちょっと何を言っているか・・・
細かい株式会社とか有限会社とかの会社の種類が変わったことを言っているのでしょうか。自動翻訳の限界を感じます。
・カレンダーをオンにして、あなた自身を明るくする
ビールを飲むような予定をカレンダーに入れることで、あなたの日々を明るくします、的なニュアンスでしょうか。直接的な表現にくすぐられます。
・私のLinhセンター有限公司
あなたのなのですね。わかりました
個人的ビール評価(レビュー)
香り(アロマ):☆☆★★★
フレーバー
苦味 :☆☆★★★
甘み :☆☆★★★
酸味 :☆☆★★★
ボディ :☆☆★★★
キレ :☆☆★★★
コク :☆☆★★★
東南アジア感 :☆☆☆☆★
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その他情報
価格:300円程度
カロリー:未掲載
アルコール:5.5%
購入情報
ベトナムビール 333 バーバーバー 330ml缶×24本
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