またまたヤッホーブルーイングさんから、個性的な一瓶「インドの青鬼」です。このビールの種類はIPAですが、私がIPAはまったきっかけとなったビールで、今でも一番好きなビールのひとつです。
特徴はなんといっても苦味!
一般的なビールの2倍以上のホップを使用し、苦味とフルーティーな香りを引き出しています。最初はとにかく苦くて嫌になってしまうかもしれませんが、飲んでいるうちにその苦さがクセになります。この苦みこそがIPAのおいしさであるのですが、インドの青鬼は特に苦いです。要注意なのが、この苦味に慣れて、虜になってしまうと他のビールが物足りなくなることです。飲み過ぎ注意ですね。
パッケージには以下のように書いてあります。
アルコール度が高く、ホップを
ふんだんに使った
インディア・ペールエールは、
18世紀の英国で、長く過酷な
インドヘの航海のために、
劣化しにくいビールとして造られました。
そんなルーツを持つ
「インドの青鬼」は、驚愕の苦みと
深いコクで飲む者を虜にします。
魔の味を知ってしまった
熱狂的ファンのためのビールです。
のごどし前後と余韻に苦味がガツンと来ます。
強いビールなので、味の濃いものや脂っこいものと合うと思います。公式でも「カレー」「餃子」「麻婆豆腐」などの強い料理がぴったりなおつまみとして紹介されています。強い苦みが味を洗い流してくれる一方で、料理が弱いとビールの余韻で料理の味が負けてしまうのですね。
同製品HPの説明は以下です。
「インドの青鬼」は、インディア・ペールエール(IPA)というスタイルの、苦味が強烈な個性派ビールです。味の特徴はまさにホップの苦味と深いコク。口に含んでみると「ニガッツ!」と思わず声に出てしまうほどの、そんな衝撃が心と体に走る苦味なのですが、それと同時に思わず口元が笑ってしまうのは摩訶不思議・・・ 。 この驚愕の苦味と深いコクが飲む者を虜にします。 “魔の味”を知ってしまった、熱狂的ビールファンの為のビールに他なりません。
「インドの青鬼」のネーミング、パッケージには1年以上も改良を
ヤッホーブルーイングさんのビールのネーミングやパッケージは個性的ですが、最初の頃は星野リゾートの星野佳路さんが、「よなよなエール」と「東京ブラック」より後は社長の井出さんが考えていたのだそうです。
インドの青鬼については井出さんが考えて、星野さんに提案する形だったのですが、なかなか許可が出ず、ビールの中身は完成している一方で1年以上もネーミング、パッケージを却下され続けて販売できなかったというエピソードがあります。最初は「にがにがエール」とか「にがうまエール」とかだったのが、「話にならん」と却下され、その後も何十回とダメ出しされて、負けじと1年間ぐらい通いつめて「インドの青鬼」のネーミングが完成しています。
「にがうまエール」は味がわかりやすいですが、おもしろくないですよね。愛着も湧きづらく、商品のストーリーもなんとなく伝わってきません。「インドの青鬼」の方が断然愛着が湧くし、おいしそうに感じるので、ネーミングというのは大事だとあたらめて感じます。同時にそれをわかっていた星野さんの感覚の鋭さもすごいです。
さすがに近年は社内チームで考えるのだそうですが、ビールのみならずパッケージ、ネーミングへのこだわりが強いですね。それがヤッホーブルーイングさんの強みであって、ブランディングとして成功しているところのように思います。
個人的ビール評価(レビュー)
香り(アロマ):☆☆★★★
フレーバー
苦味 :☆☆☆☆★
甘み :☆☆★★★
酸味 :☆☆★★★
ボディ :☆☆☆★★
キレ :☆☆★★★
コク :☆☆★★★
苦み :☆☆☆☆★
類似のビールは・・・
その他情報
価格:288円
カロリー:未掲載
アルコール:7%
購入情報
以下で購入できます。
ヤッホー・ブルーイング[よなよなエール] インドの青鬼 350ml 6本 ☆ |